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物流ニュース
D.N.A ドライバー甲子園、MVCグランプリに宮田運輸
2018年2月25日
全国の運送会社の若手経営者で組織するドライバーニューディールアソシエーション(D.N.A)は2月24日、「新たな価値の想造」を大会テーマに、「トラックドライバー甲子園」を開催。
MVC(Most Valuable Company=最優秀企業)、MVD(Most Valuable Driver=最優秀運転者)が発表され、授賞式が行われたほか、会場の参加者全員の投票により、MVCの中から、宮田運輸(宮田博文社長、大阪府高槻市)がグランプリに選ばれた。
今回の大会テーマは、「人の想像力」で、新しい価値を「造る」との想いを込めたという。オープニングビデオで「自動運転」をはじめ機械化された未来の物流業界を映し出し、現役ドライバーの声を取り入れながら「人がやる価値」をドラスティックに表現。映像を利用した斬新なアイデアでD.N.Aの方向性を示した。
高嶋民仁理事長(ウインローダー)は「私たちは、トラックドライバーを『あこがれの職業』にすることを目指している」と述べ、D.N.Aの定例会での活動内容などを紹介。
「働き方改革の波は、運送業界にも大手を振って襲ってくる。私も経営者。逃げ出したい気持ちはあるが、(異業種では)長時間労働を是正し、なおかつ『生産性・品質が上がった』『生活が向上した』などの成功事例は枚挙にいとまがない。皆さんとともに業界の新たな1ページを開いていきたい」と呼びかけた。
国交省自動車局の平嶋隆司貨物課長、全ト協青年部会の山本明徹部会長(大昌運輸)のあいさつが相次いだ後、MVCを受賞したマイシン(辻直樹社長、愛知県豊橋市)、ダイセーエブリー二十四(田中孝昌社長、同一宮市)、宮田運輸の3社の取り組みが、それぞれスクリーンに映し出された。
今回、新たに登場した「イケメントラックドライバーコンテスト」ではエントリー76人から選ばれた5人が登壇。グランプリを受賞した伊藤竜士氏(honestbee)に賞金10万円が贈られた。
MVDは新人、中堅、トラガール、ベテランの4部門に分かれて行われ、米地祐太(関根ロジスティクス)、細川進(細川産業)、川口かおり(ダイセーエブリー二十四)、仲村清(沖縄西濃運輸)の各氏がそれぞれ選ばれ、一人ひとりに表彰状と記念の盾を手渡した。
参加者の投票集計が終わり、改めてMVCの表彰式に入り、グランプリに選ばれた宮田運輸の宮田社長にはトロフィーが手渡された。同社では「こどもミュージアムプロジェクト」と称し、ドライバーの子どもたちが描いた絵や「うんてんがんばってね」などの文字でトラックをラッピングして走行。事故防止と燃費向上に役立てている取り組みが高く評価された。
D.N.Aは今後、働き方改革による影響について「よりリアルなデータを基にした分析」を進め、ドライバーが安心して働ける環境づくりに努めていくという。
◎関連リンク→ 一般社団法人ドライバーニューディールアソシエーション
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