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物流ニュース
マスカス・ジャパン 輸送手段の選定手助け、新サービス展開
2018年6月7日
「マスカス」はオランダに本拠を置くオンライン市場。世界中の中古建設機械および中古トラックやバス、中古農業機械などが掲載されている。同市場は、掲載台数や掲載言語など世界最大規模の中古建設機械オンライン市場としても知られている。
マスカスの日本代理店マスカス・ジャパン(中谷慎一郎社長、東京都中央区)は今年度から「陸送・船積みなど見積もり・相談窓口」のサービスを新設しユーザーサービスの拡充を図っている。
窓口開設により、同社の機械購入ページからは、直接陸送や船積みといった物流面での仕事もオファーできるようになった。従来存在していた「欲しい機械はあるが、輸送の手立てが見つからない(輸送業者を知らない)」といった機械購入者が、簡単に輸送事業者を見つけることが可能になり、見積もりも依頼できるようになった。
運送企業側も、この窓口サービスに登録する形で恩恵を得ることができる。運送会社として登録すれば、輸送を希望するユーザーから直接見積もり依頼が届くようになる。値段や日程などは、購入者と運送事業者側で直接交渉する形だ。
中谷社長は今後の展望について「いずれは企業ごとに建設機械や農業機械といった商品、もしくは輸出・輸入関係の業務など得意分野で分類し、数社へ限定してから、お客様に案内できるような形を考えている。トラックでの輸送を担当している運送事業者の方々へも、こうしたルートを通じて依頼が行われるようにもなるのではないか」とし、また見積もり先に関しても「企業だけとは考えていない。共同で仕事をする組合や、多種多様な企業へ仕事を紹介しているマッチングサイトなどへもつながる形も可能なのではと思っている。普段の付き合いが無く、輸送企業の選定に困っていたお客様を当社のシステムでサポートすることにつながればと考えている。多くの企業に参加いただき、新規顧客開拓にお役立ていただきたい」と話す。
現在も同サービスの運送企業側の登録は募集中。中谷社長は取材当時、「サービスは始まったばかり。目立てるチャンスもあるのでは」と話していた。
◎関連リンク→ マスカス・ジャパン
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