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物流ニュース
偏光サングラスで疲労軽減 鳥居運送が実証実験
2018年7月4日
道路交通安全の国際規格であるISO39001認証やGマーク認証を取得し、デジタコはほぼ全車両に導入するなど安全管理を積極的に推進している鳥居運送(鳥居俊彦社長、大阪市東住吉区)。同社は昨年12月から今年2月にかけて、運転時の偏光サングラス使用による疲労軽減の実証検証を行った。
同社福井営業所(福井県福井市)のドライバーを対象に、TALEX(大阪市東住吉区)から貸し出された偏光サングラス(レンズカラー・アクションコパー=雪道に効果的)を装着し、主に雪道における疲労軽減などの効果を検証した。
福井営業所の乗務員12人のうち、4人がトライアルに参加。今年の冬は、福井県は大雪に見舞われたが、乗務員からは「吹雪や晴れた雪道の走行で、偏光レンズの使用により道路の轍・路肩、先行車・対向車などが鮮明に確認でき、運転が楽だった」「西日に向かって走行していてもまぶしくなく、目の疲れが軽減された」などの評価を得た。
鳥居社長は、「ドライバーの健康面のケア、従業員満足度を高めるための取り組みの一環」と、今回のトライアルの目的を説明。「まだ検討段階ではあるが、前向きに考えていきたい。得意先にどう説明するかなどルールづくりも必要だし、夏場も試してみたい」と、本格導入に向けて取り組みを進める意向だ。
同社は全従業員約250人(そのうち乗務員は約110人)に対して、年に1回、個別にヒアリングを行っている。鳥居社長は、「風通しの良い会社であるために、色々な意見を聞き出しており、出来る所から改善している。立場が違うので、キャッチボールができていないと従業員満足度が後手に回ってしまう。そういう点に気をつけていきたい」と、働きやすい職場環境づくりを加速させる。
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