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物流ニュース
バックテック 腰痛予防サービス、医療専門家にチャットで直接相談
2018年7月9日
わが国の職業疾患のうち、およそ6割が腰痛という。トラックドライバーは腰痛にかかりやすく、今回は企業の生産性向上を目的に健康経営ソリューションを提供しているバックテック(福谷直人社長、東京都渋谷区)がリリースした腰痛予防・対策サービス、ポケットセラピストについて話を聞いた。
ポケットセラピストは最新の国際論文をカバーしている医療専門家へ直接、チャットを通じて健康の相談をできるサービスだ。1人からでも利用でき、送られてきたURLを読み込んで実行するだけで、アプリのインストールも不要。最初に行う選択式のアンケートで腰痛のリスクや痛みのタイプなどを診断し、あとは個人の症状と生活タイプに合わせたアドバイスを専門家が送ってくれる。
福谷社長は「腰痛は集中力・生産性の低下を引き起こし睡眠不足なども誘発する。トラックであれば重大な事故にもつながりかねない」とし、「ITを活用したケアであれば、時間の確保が難しく診療所に通えない方でも受けられるのでは」としている。
またポケットセラピストの特徴の一つに、身体的原因以外の腰痛にも対応している点がある。腰痛を引き起こしている精神的な原因を分析しチャット上でカウンセリングも行うことがあるようだ。
福谷社長は「ネガティブな気持ちでいると痛みを感じやすい状態となる。うつ傾向のある方などが腰痛を併発するケースも多い。また脳が条件反射で痛みを作り出しているケースもある」と事例をあげる。
また社長はポケットセラピストの使用例として、写真を活用した相談をあげる。トラックドライバーであれば、腰に負担のかかり難いシート角度や腰痛対策グッズの活用などを、その場で見てもらっているかのようなアドバイスを受けられるそうだ。福谷社長は「最新の研究では、直接面談をしなくとも医療効果をあげることもできると分析されている。いつでも皆様のポケットの中にセラピストへの窓口を持つことで、不安を拭うことにつながれば」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社バックテック
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