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物流ニュース
ライク 物流系派遣を分社化、倉庫中心に全国展開
2018年7月19日
ライク(東京都渋谷区)は、子会社のライクスタッフィング(同)内に設けていた倉庫作業員などの物流系ブルーカラー職種の派遣に特化したファクトリーグループを分社化し、6月から新たにライクワークス(同)を設立した。アパレルなどのEC企業の倉庫を中心に全国で展開する。
「物流企業からの派遣の需要は右肩上がりで成長を続けている」と話すのは、ライクスタッフィング東京本社営業部の部長代理を務める宮郷剛士氏。携帯電話の販売スタッフ派遣を得意としていた同社だが、「ネット通販などが拡大したこの数年で、物流企業からの依頼も格段に増え、さらに強化を図るべく、カンパニー化に至った」と経緯を説明する。
「倉庫の新規立ち上げ時には数百人規模で募集をかける」。リーダーとして同社の社員が派遣スタッフとともに派遣され、シフト調整や初期教育など、スタッフをまとめ上げる。「そうすることで派遣スタッフも、派遣先の企業も安心していただける」と語る。
「採用費や人件費が高騰しており、自社で雇うよりトータルコストが抑えられる派遣の需要が物流業界でも高まっている」と指摘。「派遣スタッフとは登録時に対面で面接を行い、その際に担当した社員が派遣スタッフの担当としてサポートするのが当社の特徴。一気通貫で派遣スタッフに同じ社員が寄り添うため、仕事の要望や悩みなども相談しやすい」と話す。
「現在は、大規模な物流センターへの100人規模の派遣が多いが、中小規模の倉庫へも積極的に派遣していきたい」と意気込む。「供給力には自信がある。臨機応変に対応できる」
「将来的にはドライバー派遣も視野に入れている」という宮郷氏。派遣スタッフは、10代から70代まで約3000〜4000名が登録しているという。「派遣という外部の視点を通じて、働きやすい職場の環境づくりのお手伝いができれば」と未来を見据え、熱く語った。
◎関連リンク→ ライクスタッフィング株式会社
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