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物流ニュース
グローアップ社会保険労務士法人 DVD発売、法改正と処分強化を解説
2018年10月4日
グローアップ社会保険労務士法人(東京都港区)は、働き方改革に伴う法令改正と今年7月からの行政処分強化というタイムリーなトピックについて解説した運送業向けのDVD「トラック運送業の労務管理と行政対応のポイント」を日本法令から発売した。
約210分の5章からなる同DVDでは、運送事業者が採るべき対策、なかでも労働時間管理とそれに対応する賃金制度について、「法律的な考え方だけではなく、例も交えながら、経営の実務に沿った内容で説明している」(特定社労士の岡本重信氏)。
社労士の山下智美氏は、「時間の制約があるセミナーでは、前提となる法律の話などを『みなさんご存知だと思いますが』と省略することも多いが、今回はその部分も端折ることなく、丁寧に解説している」とし、「前提としての法改正、それに伴って生じる課題、そして今後の対策が、順序立てて分かるようになっている」という。「これを見てもらえれば『分かっているようで実は分かっていない』という、あいまいな状態がなくなり、正しく理解できるはず」
岡本氏は、「残念ながら、いまと同じやり方や運賃のままで、労働時間だけ短くするのは不可能。しかし、これからは法令順守が必須の時代であり、その中で、いかに利益を上げていくかが重要」とした上で、「『いま、なぜできていないのか』の原因分析とその解決策、さらにはそれに伴うリスクまで、DVDでは具体例を交えて提示している」
講義形式の映像は、全て撮り下ろしで、全86ページに及ぶ講義レジュメもPDF形式でダウンロードできる。定価は1万2960円。専用サイトや、Amazonなどで購入できる。
山下氏は、「労働時間の規制強化は今後ますます厳しくなり、今のままの働き方では到底クリアできない」とし、「社保未加入の問題は加入すれば解決に至るが、労働時間は荷主との調整などもあり、一朝一夕には話が進まない問題。『まだ先のこと』だと思わずに、いまから対策を打たねば間に合わない」と警鐘を鳴らす。
岡本氏も、「残業が100時間を超えるようなドライバーはザラにいるが、この分の賃金が5割増しになったらすごい金額になる。早めの対策として、ぜひこのDVDを役立てていただきたい」と訴える。
◎関連リンク→ グローアップ社会保険労務士法人
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