-
物流ニュース
「売名行為ではないのか」
2018年10月19日
「売名行為ではないのか」と、ある運送関連団体のボランティア清掃活動に対して、クレームがあったという。「のぼりを立てながらのボランティア活動は売名行為にあたるため、のぼりの使用は控えよ」という「一般市民」からの声だ。
確かに見方によっては売名行為に見えるかもしれない。しかし、仮にそうだとして、いったいどこに問題があるのか。「誰かが何かを行った」という痕跡や足跡を残すための「名乗り」は、すべてとは言わないまでもポジティブな波及効果をもたらす貴重なきっかけともなり得る。純然たる善意で行われた個人の社会奉仕活動であれば人知れず実践するのもいいかもしれないが、団体で行うボランティア活動について述べるとすれば、そこには何かしらのメッセージ性があるのは当然のことで、逆に言えば、だからこそ意義があるとも考えられる。
ゆえに「売名行為」という言葉で括ってしまうだけでなく、クレームという形でその活動を抑圧しようなどという行為については賛同できるものではない。
「誰かが誰かの役に立とうとしている」という事実だけを素直に受け止め、そこから何かを感じて行動する。それが健全な社会における、シンプルな連鎖の流れであるはずだ。
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ
ほんまに嫌な社会になった。なんでも文句たれたらいいと思ってる。ボランティアで売名して何が悪い。やるだけましだろう。匿名で書き込めるネットはもっと卑怯や