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物流ニュース
青翔運輸 古谷隆之社長 「目標達成へ若い人材積極採用」
2018年11月7日
「学生時代、IT系に進みたかった」という青翔運輸(埼玉県北葛飾郡杉戸町)の古谷隆之社長だが、20歳で修業に出た取扱事業会社で、運送業の厳しさや楽しさを学んだという。
同社は昭和60年4月、古谷社長の父親である古谷松雄氏によって設立された。松雄氏は現在、杉戸町長を務めており、3期目を迎えている。
「人がいないときに手伝うくらいだった」という同社長は、家業に対して、あまりいいイメージはなく、むしろ、ITなど別業界への就職を考えていたという。
しかし、父親の勧めもあり、仙台の会社に就職したことで考えが変わったという。その会社は取扱事業会社で、仕事の中身は車の手配がほとんどであった。
2年間みっちりと働いた同社長は、そこで「運送業の厳しさと楽しさを学んだ」という。
22歳で家業である同社に入社すると、翌年には、利用運送をメインとする翔紀物流を立ち上げ、自ら長距離の配車を手掛けた。
平成11年から杉戸町議会議員となり、同21年に同町長となった先代の松雄氏が公務で忙しくなったこともあり、同15年、28歳の時に専務に就任、ISO取得を先頭に立って進める一方、同社の現場を担当するようになる。
同21年、父親の町長就任と時期を同じくして、社長に就任すると、Gマーク取得やデジタコ導入など、社内の環境整備を進めた。
倉庫の拡大やM&Aなど、積極的な展開で業績も着実に伸ばし、青翔グループとして、年商30億円、車両130台、倉庫1万坪、従業員160人を数えるまでに成長した。
今後の目標として、青翔運輸単体で、トラックを現在の70台から100台へ、倉庫も9000坪から1万坪へ拡大させ、年商を30億円まで引き上げたいとしている。
古谷社長は、目標達成に対し、「課題は人材」とし、「就活フェアに参加するなど、いい出会いの機会をどれだけ増やせるかに取り組み、若い人材を積極的に採用していきたい」と話している。
◎関連リンク→ 青翔運輸株式会社
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