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物流ニュース
オンライン求荷求車サービス「ハコベル」 協力会社を募集
2018年10月23日
「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」をビジョンに掲げるラクスル(東京都品川区)は、オンライン求荷求車サービス「ハコベル」を展開している。ハコベル事業部の狭間健志部長は、「当社のメーン事業である印刷だけでなく、伝統的な業界に存在するピラミッド型の産業構造をフラットにすることが使命」と語る。
「運送業界は、荷主から実運送まで、1次請け、2次請け以降へとどんどん続いていく、まさにピラミッド型」と指摘する同部長。「人手不足と言われているが、果たして本当にそうだろうか」と疑問を持ったという。
「その実、待機時間など、ドライバーの拘束時間に対して、実働時間が少ないといった非効率な勤務体制や、FAX、電話などのアナログな受発注による非効率が多いのでは」と分析。「ドライバーの非稼動時間を可視化し、スポット案件を受けることで、業務の効率化を実現できる」と説明する。
同サービスは、登録費や会費などは不要で、パソコン・スマートフォンのアプリで受注が可能。「若い世代だけでなく、幅広い世代のドライバーに登録いただいている」と話す。「荷主への請求や入金管理といった決済関連業務を当社が行うことも好評」という。
「当社が中間に入ることで、これまでは与信の問題で難しかった大きな案件を会社の規模に関係なく受けられるようになると、双方の信頼性を担保でき、荷主も実運送もお互い安心感が生まれる」と語る。
「他業界のスタンダードを持ち込み、業界をより良くしたい、というのが当社の方針」と語る同部長。「多様なバックグラウンドを持つ社員が、前職など様々な業種の現場で見てきたことを活かしている」という。「実際の現場で使いやすいサービスを徹底していきたい」。
当初は軽貨物のみが対象だった同サービスだが、現在は2トン・4トン・大型トラックにも拡大。「配車係同士が電話などで日常的に行っている業務が全てハコベル上で完結する世界を目指したい」と語る。「今後、さらなる一般貨物への対応も前向きに検討している」とし、「協力会社も随時募集中」と語った。
◎関連リンク→ ハコベル
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