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物流ニュース
車輪脱落事故防止 国交省が全ト協に通達
2018年11月30日
大型車の車輪脱落事故が増加していることを受け、国交省は、全ト協など業界団体に対し、緊急対策を講じるよう求めている。
全ト協に対しては、傘下会員の運送事業者、大型車ユーザーに対し、日程に余裕をもった計画的な冬タイヤの交換や車輪脱落事故防止のための4つのポイントの実施について周知し、特に脱落の多い左後輪のタイヤについては、重点的に点検を実施するよう求めている。
4つのポイントは、「確実な締め付け」、50キロ~100キロ走行後を目安とした「増し締めの実施」「日常点検の実施」「適正なホイールの履き替えの実施」。
国交省によると、大型車の車輪脱落事故は、平成29年度には全67件中56件と、冬期(11月~3月)に集中しており、車輪脱着作業後1か月以内に発生した事故が55%と、約半数を占めたという。
さらに、11月にタイヤを交換した車両が21件と48%を占めている一方、車輪脱落位置の56件(83%)が左後輪に集中していた。
全ト協は、国交省の通達に基づき、車輪脱落事故防止のリーフレットの作成、ホームページへの掲載、タイヤ交換時のポイントを解説したDVDを作成、全会員事業者へ配布し、車輪脱落事故の防止を呼びかけている。
◎関連リンク→ 国土交通省
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