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物流ニュース
楽天と西友 ネットスーパーをオープン、柏市に専用物流センターを開設
2018年10月26日
楽天と西友は10月25日、楽天西友ネットスーパーをグランドオープンさせ、記者会見を開催した。同ネットスーパーは楽天が有する楽天ID数約9900万の強固な会員基盤やECの知見、西友が実店舗で培ってきた生鮮食品の販売をはじめとするスーパーマーケットの運営ノウハウといった両社の強みを活用しながら共同運営する事業。
記者会見では楽天西友ネットスーパーの竹田珠恵社長と楽天西友ネットスーパーマーケティングの小森紀昭社長が同事業について説明。竹田社長は「西友のネットスーパーは毎年、2ケタ以上も伸びており、順調に規模を拡大している。子供がいる方や重い荷物を持つのが大変という人達から大変高い評価を得ている」と説明。小森社長は「楽天は独自の経済圏を作っており、楽天スーパーポイントも支持を得ている。ユーザーのニーズは多様化しており、食品についてもネットで生鮮食品を購入したいというニーズが増えて来ているが、食品のEコマース率は2・4%とまだまだ低く、今後の成長を期待している」と指摘した。
同事業では、西友の実店舗からのお届けに加え、千葉県柏市のネットスーパー専用センター、および都内数か所に設置した配送拠点を本格稼働させる。専用センターには冷蔵・冷凍庫を完備し、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品を保管。センターを中心に各配送拠点を活用することで、受注可能件数を最大化し、顧客の希望時間に新鮮な生鮮食品をはじめとする商品のお届けを可能にしているという。
国内のネットスーパー市場は拡大を続けているが、既存の事業者では、配送や品揃えの観点から高まるニーズに十分に対応しきれていない現状がある。竹田社長は「実店舗か、拠点を経由した配送かは、顧客の住所によって効率的な配送を選択する」と説明。ネットスーパーのサービス提供を通じて顧客のニーズにきめ細やかにこたえることで国内のネットスーパーのリーディングカンパニーをめざすとしている。
辻希美さん「時間がない中で重宝」 配達員に感謝も
楽天西友ネットスーパーの記者会見にゲストで登場したのは元モーニング娘。の辻希美さん。3人の子供のママとして奮闘する辻さんだが、1か月半後に出産をひかえているという。お子さんも「お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚が出てきた」というが、「でも、一緒に買い物には行きたくない。スーパーの扉が開いた瞬間に子供たちが3方向に走っていくし、カートの取り合い。スーパーに行くのが苦痛」という。
「ネットスーパーデビューして感動した」という辻さん。「正直、アイスクリームや肉・魚の鮮度が心配だった。自分の目で見て買えないので。しかし、本当に質の良いものが配送されてくる。スーパーに行って買うより良いものがきているのかもしれない。自分へのプレゼントが届いたくらいの喜びがある」と笑う。
子育て家庭にあって買い物の悩みとしてあげられるのが「とにかく時間がない」「荷物が多くてかさばる」「毎日、献立を考えるのが大変」「家計が気になる」というもの。辻さんは「全部当てはまる。献立は永遠の悩み」と苦笑する。「これはネットスーパーですべて解決できる。スマホで買い物をして、すぐに届く。配達してくれる人には本当に感謝している」と語った。
◎関連リンク→ 楽天株式会社
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