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物流ニュース
Shippio ソフトウェア活用で輸出入など諸手続きのフォロー
2019年2月21日
作業員の高齢化と人手不足が続く物流業界では、サプライチェーンの最適化・ITの活用など業務の効率化が課題となっている。Shippio(シッピオ、佐藤孝徳社長、東京都港区)も、こうした物流取引の効率化に取り組んでいる企業の一つ。
同社は自社製のソフトウェアを活用し輸出入の手続きができるプラットフォーム「Shippio」を提供しつつ、輸出入の依頼・見積もりなど諸手続きのフォローも行っている。昨年も数十社が同社のサービスを利用したとのことだ。佐藤社長は「物流業界は人手不足が目立つ一方で、全体的に小口化しつつある。特に国際物流のサプライチェーンは長く、複雑となりがち。当社が協力することでデジタル化され、働きやすい環境の構築と物流業界の若返りに貢献できれば」とし、併せて「アメリカや中国をはじめ、世界規模で大企業・スタートアップ企業による物流とデジタライゼーションの波が起こっている。いずれ訪れる動きに備える意味でも、日本もこうした事態への対応は避けられないのでは」としている。
更に同社は昨年、第2種利用運送事業者の許可を取得している。これにより従来のWeb上での輸送管理・見積もりといった手続きと合わせて、ユーザーから貨物輸送依頼まで受けられるようになった。同社では協力会社を募集しており、対象は国際貨物に関わる運送事業者・倉庫事業者などとしている。港湾地域だけでなく、コンテナラウンドユースにも活用されているインランドデポを運営中の事業者とも提携を見据えている。佐藤社長は「現状でも、今まであった会社同士のつながりで仕事が確保できている企業が多くあるかもしれない。しかし、これからの物流業界の発展を見据えた時、デジタライゼーションの波への対応した各発展は必要不可欠。そうした新たな技術の活用や、物流業界の将来を共に考えていける仲間を募集している。世代を超えた交流から、既存のノウハウと最新技術が融合した物流が生まれる将来を目指したい」と話している。
◎関連リンク→ 株式会社Shippio
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