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物流ニュース
信和自動車工業 グリーンボード竹床をPR
2019年3月23日
竹を利用したトラック床材「グリーンボード竹床」を2009年から製造・販売している信和自動車工業(大阪市北区)。主に大型・中型車向けに展開している同製品は、従来のアピトン材と比べ、軽くて耐久性が高いことから運送事業者の支持を集め、奈良市の富士運輸など着実に導入企業を増やしてきた。
さらに、ユーザーからの要望を受け、一昨年4月には小型車向けの「かぐや姫」を発売。これまでに1500台分を販売したという。信和自動車工業栃木支店(栃木県佐野市)の足立敦取締役は、「竹床が業界の標準となるよう、さらなる普及をめざしたい」と意気込む。
資源の枯渇が叫ばれる木材やゴム合板に代わるものとして、「4年から6年ほどで生産材として使用可能になるほど成長が早い竹は最適な素材」だという。また、「素材として軽い点も高い評価を受けている」と同氏。「ユーザーにとって積載量を確保するためには、『どこで軽量化するか』が重要な課題。アルミにするのも一つの手だが、どうしてもコストがかかる。その点、床材を竹にすることで、従来比で1割程度は軽くできる」。
強度の面でも、従来のアピトン材と比べて遜色なく、「カゴ台車を積む車両は毎回、荷台の同じ場所にキャスターがくるが、竹ならその負荷にも耐えられる」とし、「自社車両の平ボディーで使用して7年経つが、何の問題もない」と自信を示す。
昨春発売した「かぐや姫」は、1トン・2トン車向けで1枚もの。「厚さ14mmで、3層構造になっている」。今後は、架装メーカーだけでなく、「その先のディーラー、ユーザーにも製品の良さをもっと伝えていきたい」と同氏。「テストで使っていただいたユーザーは、ほとんどがリピートにつながる」とし、さらなるアピールに努める構え。
◎関連リンク→ 信和自動車工業株式会社
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