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物流ニュース
グリーンハウス 「GPSトラッカー」を開発
2019年4月18日
グリーンハウス(東京都渋谷区)は、京セラコミュニケ—ションシステム(京都市伏見区)が提供するIoTネットワーク「Sigfox」を活用し、位置情報をトラッキングする端末「GH—GPSTSFA(GPSトラッカー)」を開発した。
新無線通信技術「LPWA」の1つである「Sigfox」は、2009年からフランスで導入が始まり、ヨーロッパを中心に展開。日本国内では、2017年からネットワークサービスの提供が開始され、昨年11月に人口カバー率90%を達成し、今夏には97%まで拡大することを目指している。
「『Sigfox』は長距離通信に加え、低消費電力で通信でき、小型バッテリーや乾電池でも長期間の駆動が可能」と話すのは、グリーンハウスの高橋克典部長。「3GやLTEよりも月額費用などのランニングコストが抑えられる」と付け加える。
「5分に1回の発信で1週間程度バッテリーがもつ」という同製品。3軸加速度センサーを内蔵しており、移動や静止を検知する。「動かなくなると自動的にスリープモードに変更でき、省電力を実現した」。
GPSの位置情報や加速度センサーで取得した情報などはクラウドに送信。「他にも温度や湿度などの計測機器とも連携できる。Bluetoothを介せば、車両から離れた時に知らせる機能も付与できる」。
同製品の中央に配置しているボタンは、「緊急時のSOSはもちろん、カスタマイズによって、様々な機能の割り当てが可能」で、「人の所在から、モノや車両の管理まで、多岐にわたって活用できるのでは」という。
メモリーモジュールの販売から始まった同社。「USBタイプの扇風機やフラッシュメモリーなどがメイン」というが、「枠にはまらず、事業領域を定めない企業スタイルで、常にそのエリアを広げ続けてきた」と語る。
「GPSトラッカー」を「『物流業界のスタンダード』に成長させたい」と青写真を描く高橋克典部長。「物流業界にとってより良い活用法を模索していきたい。可能性は無限大」と未来を見据える。
◎関連リンク→ 株式会社グリーンハウス
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