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物流ニュース
ドライバー応援型アイドル誕生へ 運送会社がオーディション
2019年4月12日
トラックドライバーを応援するアイドルグループが誕生へ! 建材やイベント機材の輸送をメインに事業展開するタイヨーロジスティック(大阪府大東市)の森本晃太朗社長は、「トラックドライバーを元気づけ、運送業界にスポットライトを当てる」という自身の強い信念を実現させるため、3月に大阪で、「ドライバー応援型アイドル」のオーディションを開催した。
平成27年に同社を設立した森本社長。それまで運送事業に携わってきた経験のなかった同社長だが、運送業界に参入して、自らハンドルを握ってドライバーとしての喜びや苦労を味わっていくうちに、孤独に黙々と仕事をこなすドライバーを「応援したい」「元気づけたい」、そして「運送業界を明るく照らしたい」という気持ちが強く沸き上がってきたという。ドライバーが幸せを感じるために、自分自身にできることは何かないかを常に考えた結果、「トラックドライバーの心の拠り所となるようなアイドルグループを結成する」という結論に至った。
MIKIミュージックサロン西梅田(大阪市北区)で開催されたオーディションには、アイドルを夢見て、関西だけでなく岩手や千葉、広島など遠方からも数多く参加。応募者はもちろん、音楽関係者に混じってオーディションの審査員を経験した森本社長もやや緊張した面持ちで審査に臨んだ。
森本社長によるあいさつと今回のオーディションの趣旨の説明、応募者による自己PR、詩の朗読、歌唱考査、質疑応答の流れで実施。応募者は事務員さんやフリーター、元アイドルなど経歴も様々で、自己PRでは「父がトラックドライバーで、大変な仕事であることを目の当たりにしている。また、寂しくてよく仕事中に私に電話をかけてくる。そんな、孤独に頑張ってくれているドライバーさん達にパワーを届けられたらなと思い応募しました」「私自身、アイドルが好きで、いつも曲を聴いたり、コンサートで元気をもらっているので、今度は私が元気を与える存在になりたいです」など、それぞれが応募した動機を熱く語った。
アイドルグループは3人を予定している。森本社長によると、合格者はアイドルとしての活動(レッスンやトラック業界関連のイベント出演、ネット配信など)はもちろん、運送業を理解するため、同社ドライバーの仕事見学や、業務全般のサポートも行う。
全国のトラックドライバーに元気と笑顔を届ける、そんなアイドルグループが間もなく誕生する。
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