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物流ニュース
ドコマップジャパン 配車係や運転者の負担を軽減、車両動態管理システム
2019年5月21日
車両動態管理システム「DoCoMAP」のレンタル・販売を行うドコマップジャパン(浦嶋一裕社長、東京都港区)は運送事業者のアイデアから生まれた。
DoCoMAPは、NTTドコモが提供する「かんたん位置情報サービス」を基盤技術に、同社が開発したシステムと組み合わせて、運送業に特化した車両の位置管理ができる。小さな端末をトラックに搭載すれば、すぐに使用を開始することができる。
DoCoMAPの便利機能はたくさんあるが、浦嶋社長のおすすめポイントは「GoogleMAPを利用できること」だという。
また、ログインID・パスワードがあれば、ブラウザが入った、どのパソコンからでも確認ができる。他社の車両動態管理システムでは、システムを導入できるパソコンの台数が限られる場合もあるだけに、同社長は「席を立たずとも確認できることは大きなメリットではないか」と話す。
DoCoMAP上には、自社の車両情報の表示ができ、そこにはディーラーマップ、スタンドマップの表示、顧客情報などを登録できる機能がある。また、運行履歴も過去1年分保存でき、タイムマシン機能では全車両の過去の運行履歴も管理できる。
さらに、導入による効果として、「動態管理ができることで、配車係とドライバー双方の負担の軽減」を同社長は挙げる。
「これまでは、お客様に電話でトラックの位置の問い合わせをいただいた場合、ドライバーに電話をかけて所在を確認し、さらにお客様に折り返しの報告を電話しなくてはいけなかった」とし、「配車係の中には、所在確認の電話で胃を痛める人も多く、また、ドライバーも仮眠の最中に電話がかかってくる頻度が多ければ、負担に感じることもあったと思う」と同社長は指摘する。しかし、DoCoMAPを見れば、トラックの位置がわかり、ドライバーに電話をかけず、また、お客からの電話を切らずに伝えることも可能になるため、配車・ドライバー双方の負担を軽減できるという。
この他にも、現在ゲーム開発出身のシステム開発部を持つ同社ならではの、表示速度の速さなど、様々なこだわりポイントを持つ。
「1台あたり月に1480円という金額で導入でき、中小企業が導入しやすい」という同システムを、「まずは一度、試して欲しい」と同社長は話している。
◎関連リンク→ 株式会社ドコマップジャパン
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