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物流ニュース
モス山形 コケ活用緑化資材、倉庫の屋上や側面に
2019年6月25日
モス山形(山本正幸社長、山形県山形市)では、「コケ」を活用した緑化資材「コケボード」「コケマット」の販売を行っている。
同社の開発した「コケボード」「コケマット」は、断熱効果や省エネルギー効果が見込まれるという。「コケボード」「コケマット」を建物の屋上や側面に施工することで、地球温暖化や都市のヒートアイランド化の解決策となることが期待されている。
「コケは手入れが簡単で、緑化に最適な資材」と話すのは山本社長。同社では、個人宅や商業施設に加え、駅舎や倉庫のコケ緑化を日本全国で行っている。「コケボード」はトタン屋根や折板屋根のような凹凸のある場所に、「コケマット」は曲面のある屋上や壁面の緑化に利用できる。使用するコケ植物は、乾燥や日差しに強いスナゴケ、日陰に適したハイゴケなど何種類も存在し、環境にあったコケ植物を選んで施工するという。コケ植物は環境に強く、雨水のみ・土壌なしで生育するのも大きな利点だ。また、倉庫であれば1000平方m以上コケ緑化することで、倉庫内の温度が2~3度違ってくるという。
同社では日本全国でコケ緑化を進めており、「施設への施工の割合を見ても倉庫や工場が多い」という。
特に物流倉庫を建てる上で関わりのある工場立地法では、「特定工場」の敷地面積に「緑地」を設けることが義務付けられているが、「コケ資材は緑地としてカウントされる」という。倉庫などの側面に施工すれば、鮮やかな緑が映え、会社内外へ向けた環境アピールにも最適だ。
◎関連リンク→ 株式会社モス山形
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