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物流ニュース
赤帽長野 通常総代会「YouTube動画で増員に大きな成果」
2019年6月14日
【長野】赤帽県軽自動車運送協同組合(倉坂正道理事長)は5月12日、通常総代会を千曲市の清風園で開催した。
第42期となる平成30年度の事業報告では、組合員数は新規加入16人、脱会6人で、純増10人の224人と報告。
同組合では広く一般へのPRのため、YouTube動画で赤帽の仕事や独立開業を紹介。その再生回数は今年5月で約6万6000回を記録し、ラジオ番組での説明会告知などと併せて行い、組合員の増員に大きな成果を見せた。
また、文化祭などの地元イベントでは、青年部が中心となって広報活動し、昨年10月の県下最大級のイベント「楽市楽座」では赤帽群馬県の青年部と共に赤帽をPRするなど青年部同士の交流も図った。同6月には日本赤十字社長野県支部と「災害時における救援物資等の緊急輸送に関する協定」を締結し、翌7月には西日本豪雨災害で救護班員の個人装備品や医療器材を搬送、同10月には県総合防災訓練で輸送訓練も実施。組合全体研修会の開催や老朽化した伊那・飯田配車センターの移転も報告し、決算と併せて承認された。
第43期の事業計画では「①組織拡大が最重点課題②ニューエコー便活用による配車の効率化③青年部の活動の充実化④会計システムのバージョンアップ⑤全体研修を通じた業務品質向上」でクレームゼロを目標に掲げ、予算案などを含め、すべて承認された。
倉坂理事長は「赤帽誕生の記念日である12日に、令和を迎えて全国の赤帽の中で最初に総代会を開けることは誠に喜ばしい」と話し、「昨年度は増員と売上共に目標を達成できた。特に増員では目標を200%達成できた」と組合員の協力に感謝の意を述べた。また、災害時の緊急物資を輸送したことや青年部同士の活動や交流の成果についても「点と点をつないだ線が面になり、全国に広がっていけばよいと思う」とあいさつした。
全国赤帽連合会の中野顕副会長は来賓あいさつで「全国赤帽連合会44会員単組の配送売上は毎年3〜4%伸びており、平成29年度は118億円と好調。しかし、組合員数は漸減傾向で増員対策は毎年実施している」と話し、「昨年度の増員キャンペーンで年間目標8人に対し17人。『純増賞』は9人純増で全国1位、北関東甲信越ブロックでも目標44人で実績は46人と、全国で2位の素晴らしい好成績」と褒めた。また、「引き続き増員を重点施策として全国単組で同日説明会の開催や、ブランディング推進委員会を立ち上げ、TVCMで活動を宣伝し加入促進を図る」とし、「困った時は赤帽に、の信頼をなくさないように」と新しい仲間の加入の協力と運転マナーの向上などを呼び掛けた。このほか在籍35年・5人、25年・2人、15年・8人の表彰なども行った。
◎関連リンク→ 赤帽長野県軽自動車運送協同組合
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