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物流ニュース
ロジランド 「テナントに優しい物流施設を」
2019年7月3日
ロジランド(東京都渋谷区)は、物流不動産を手がける新会社として今年3月に設立。4月から本格的に物流施設ブランド「LOGILAND」をスタートさせた。オリックスで物流事業の責任者を務めたのち独立し、ロジランドを立ち上げた小山幸男社長に話を聞いた。
「現在、不動産業界全体で、建築コスト・用地取得コストが上昇しているため、賃料もアップせざるをえない」と説明する小山社長。「当社は、余計なコストをかけずに適正価格で提供し、テナントに優しい物流施設を目指す」という。「入札に頼らない、独自の土地仕入れルートと開発手法を構築しており、大企業でないからこその中間コストを省いた適正価格で提供できる」と胸を張る。さらに「リート構想を持たず、市場に流通させることで、マーケット全体を適正化させ、かつ拡大・活性化も狙う」という。「市場に流通させることで、透明化が図れる」とも。
同社は、物流不動産事業の第一弾として、埼玉県春日部市に物流開発用地約4000坪を取得。「IoTやロボット、AI、ドローンなど、物流不動産で活用される技術にはまだ伸び代がある」と指摘。「求められるモノや変化にインフラとして柔軟に対応し、倉庫会社さんや3PL企業が使いやすい施設づくりを目指す」と語る。
また、「エリアや広さが同等であれば、築40年の倉庫も最新のものも、賃料はそれほど変わらない。住宅と異なり、倉庫ならでは。逆に言えば値崩れもしづらく、安定的な投資先とも言える」。
「今後、物流不動産と物流会社は、業務がリンクしてくるだろう」と持論を展開する小山社長。「現状はハコだけだが、将来的にはシステムなどソフト面での提案もしていきたい」と青写真を描く。「東名阪を中心に年間4件ペースで開発を進めていく」と意気込む。
◎関連リンク→ 株式会社ロジランド
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