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物流ニュース
ニトリ 業界初の移動型納品訓練車の運用を開始
2019年6月14日
ニトリホールディングス(白井俊之社長、札幌市北区)ならびにホームロジスティクス(五十嵐明生社長、同)は6月13日、ホームロジスティクスの川崎DC(神奈川県川崎市)で、業界初の移動型納品訓練車「モバイル・トレーニング・ユニット」を公開。7月から全国を回って訓練を行うとしている。
ホームロジスティクスの五十嵐社長は「当社では毎日、1000台の車両が1万件の配達を行っている」とし、「高品質な物流サービスや効率化のためには、2000人の配達員に一定の技術を持ってもらいたい」としている。
同社ではこれまで、関東の川崎DCと関西の大阪DCの2か所の養成施設で年間400人の納品訓練を行っていたが、移動型納品訓練車の稼働によって、北海道から沖縄まで、効率よく全国各地の配達員1000人のトレーニングが可能となる。
関東DCの所属となるモバイル・トレーニング・ユニットは7月から運用を開始。まずは仙台DCでの訓練を予定している。その後は、北海道から九州へ、全国の営業所を回り、それぞれの営業所で1泊2日の研修を行っていくとしている。
公開されたモバイル・トレーニング・ユニットは、シャシーを日野自動車(下義生社長、東京都日野市)が、ボディーをオオシマ自工(秋元徹郎社長、山口県柳井市)が製造。車両は納品訓練実施時には幅6m、全長15m、高さ5.5mにまで上と左右に拡幅する。
また、移動型納品訓練車として全国各地へ移動しながらのトレーニングはもとより、緊急災害時には発電機を搭載しているので、移動型の緊急対策本部として被災地に電力を供給することも期待されている。
五十嵐社長は「正確な訓練が行えるように、実際の部屋をトラックに再現してもらった」と、完成した車両に満足しながら、ニトリホールディングスの松元史明副社長をはじめ、オオシマ自工の秋元徹郎社長、日野自動車特販部の大野良樹部長、ホームロジスティクス安全・環境管理部の岩田良平マネジャーらとともにテープカットを行った。
◎関連リンク→ 株式会社ニトリホールディングス
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