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物流ニュース
全ト協 健康起因事故防止セミナー「SAS対策に取り組んで」
2019年7月25日
全ト協は6月14日、奈良県トラック会館(大和郡山市)で健康起因事故防止を目的としたセミナーを開催した。
2部構成で、第1部は「運輸ヘルスケアナビシステムを活用した定期健康診断のフォローアップ」をテーマにヘルスケアネットワーク(OCHIS)保健師の黒田悦子氏が、第2部は「トラック事業者における睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策のスタートから運用まで」をテーマにOCHIS副理事長の作本貞子氏が講演した。
黒田氏は、全ト協の受託により構築した「運輸ヘルスケアナビシステム」の概要と導入メリットを紹介。同システムは、ほとんどが中小企業であるトラック運送業界で定期健康診断のフォローアップは難しく、しかも、他業界に比べて健診の有所見率が約10%高い業界であることから、健康起因事故や過労死が懸念され、各事業者が「できない・困っている」と感じる部分をサポートすることを目的にスタート。システム化により「ハイリスク者の見える化」「人材確保につながる」「社会的信用の確保」などの効果が期待できるとした。
第2部のSAS対策セミナーで作本氏は、「現在、全国各地を訪問してセミナーを開催させていただいているが、『そろそろSAS検査をしないといけないな』という意識の事業者さんが多くいらっしゃるのを感じる。本日のセミナーを契機に、SAS対策に取り組んでいただければ」と説明。トラック事業者におけるSAS対策の必要性や検査方法などを解説した。
◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会
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