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物流ニュース
JILS 定時総会を開催「物流の新コンセプトを」
2019年7月17日
日本ロジスティクスシステム協会(JILS、遠藤信博会長)は6月28日、第9回定時総会を開催。役員人事では理事2人の異動があり、進藤孝生氏と濱逸夫氏が退任し、新任理事に橋本英二氏(日本製鉄)、掬川正純氏(ライオン)が就任した。2020年の定時総会時までの任期となる。2019年3月末日時点での会員数は法人会員が936社(前年比59社増)、個人会員は53人(1人減)となった。2018年度の決算報告では、経常収益計が9億7039万円、経常費用計は9億240万円。税引き後の当期一般正味財産増減額は6744万円で、10億2725万円を次期に繰り越した。
遠藤会長は2019年度の活動方針を説明し、「ロジスティクス総合調査を実施し、この先10年の指針とするべく、2020年1月までにロジスティクス新コンセプトを策定・提言する」と述べた。
さらに、「ロジスティクスイノベーション推進のための科学的マネジメント手法の開発・普及」とし、「新たなロジスティクスシステムのデザインやプラットフォームのあり方を検討、上場企業においては経営管理指標とロジスティクスKPIとの関係性を調査。改善活動の推進では、これまでの活動を体系化し各企業の活動を支援していく。次世代のテクノロジーの活用によるロジスティクスの高度化と全体最適実現の可能性を情報発信し、産業振興・関係者の交流する場として物流総合展イノベーション・エキスポを来年2月に開催する」とした。
また、「SCMコースを核とした人材育成プログラムを充実させ、協会が企業のSCM課題解決のための場として認知されるように注力する」。ことを述べた。
総会後には「2019年度物流合理化賞」の受賞者発表と表彰式も行われ、受賞者は、物流業務部門からデンソーロジテム、TOTOの2社。「2019年度物流合理化努力賞」は物流業務部門からオカムラ物流、日通・パナソニックロジスティクス、ブリヂストン物流、山村ロジスティクス、物流管理部門から本田技研工業の5社、「2019年度全日本物流改善事例大会実行委員特別賞」は山村ロジスティクスが、それぞれ受賞した。
◎関連リンク→ 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
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