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物流ニュース
ヴォコレクトジャパン 音声物流ソリューション、作業効率面で大幅改善
2019年8月5日
ヴォコレクトジャパン(西巻宏社長、東京都港区)は、「人」でなければ出来ない業務を「音声」で効率化する音声物流ソリューションを提供している。
労働人口の減少や労働時間の短縮など労働リソースの量に限界が見えているなか、物流会社は、全体の生産能力を向上させ、コスト増加に対応しながら、付加価値の向上に取り組む必要がある。
ヴォコレクトのソリューションは、物流における入荷・検品・棚入れ・補充・ピッキング・仕分け・出荷などの業務を効率化する。
ヴォコレクトジャパンの青柳恭弘営業本部長は「音声ソリューションで世界の約70%のシェアを獲得し、日本で30年、これまでに130社に導入してきた」とし、「音声物流のパイオニアとして、これから物流業界に力を入れていきたい」としている。
もともと労働集約型のモデルが中心だった物流業界では昨今、大規模な自動化設備を導入するなど、自動化・機械化への流れに向かっている。だが、同社では、当面は人と機械(ITを含む)を融合したハイブリッド型が主流になると予想している。
「物流現場の作業オペレーションはこれまで、日々忙しくてなかなか変えられずに、昔のままというところが多い」とし、「それだと、どうしても非効率になってくるので、音声を使って効率的に作業改善をすることで、標準化を作り上げていこうとする取り組みが必要」という。
音声ソリューションは、入荷から出荷までの広範な業務にアプローチが可能な非常に汎用的なツールであり、導入付加も非常に低い。そのため、物流現場でのシェアも少しずつ増加している。
「音声ソリューションのヴォコレクトヴォイスがなぜ、物流現場に最適なのかといえば、物流現場が音声認識に最も適さない現場だからである」として、「ヴォコレクトヴォイスには、話者特定エンジンが搭載されているほか、ヘッドセットの2面マイクによるノイズキャンセル技術があるため、環境騒音などに影響されないからだ」としている。
さらに、ハードウェアは、マイナス30度の環境や結露100%の環境でも使えるので、3温度帯をカバーしているので、あらゆる環境で最適な作業を支援することができる。
LIXILや国分などへの導入事例から、音声ソリューションの導入は、生産性向上はもとより、エラー削減率やトレーニング時間削減率、離職削減率などで効果がみられ、作業効率の面で大幅な改善が可能となる。
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