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物流ニュース
スマートドライブ シガーソケットに差すだけで車両管理
2019年8月27日
スマートドライブ(東京都港区)は、シガーソケットに差すだけで工事不要の車両管理システム「SmartDrive Fleet」を開発し、提供している。
取締役の元垣内広毅氏は、「車両の位置をリアルタイムに確認でき、手軽にコネクテッドカーを実現できる」とし、「1秒で簡単に装着・取り外しが可能で、協力会社の位置管理などにも適している」と語る。「従来は、自社ドライバーの管理のみで、協力会社のドライバーの現在地までは把握が難しかったが、このシステムなら容易に実現できる」。
同製品は、加速度センサーとジャイロを搭載。「Gがかかった正確な方向がわかる。移動データはもちろん、急ブレーキや急ハンドルといった挙動データも確認できる」。
また、「Gのかかり方を分析することで、そのドライバーの事故の前兆がわかる」とも。「デジタコやドライブレコーダーは不測の事態が起きた場合の証拠にもなるが、『何かが起こる』前に未然に防ぐこともできるのでは」とし、「人材教育や指導だけでなく、人事評価に活用されている例もある」。
スマホを介し、Bluetooth経由で情報を送信するタイプのデバイス価格は9800円(月額費用は1480円)。LTE通信機能がついているタイプは同3万7800円(同2480円)。
同氏は、「後者はいわば、画面のないスマホ。スマホを持たないドライバーから好評」と説明する。「数台から数百台まで幅広く対応している。ウェブ上で申し込みを受け付けており、電話で契約も完了できる」。
同社では、同システムを様々な機器と自由につながるプラットフォームとして、法人向けにAPIサービスを展開。「物流センターのバース予約システムなどにも利用いただいている」と一例を紹介する。
「パートナー企業への訪問時に『そんな使い方があるのか』と、いつも学ばせていただく」と話す元垣内氏。「活用方法はバリエーション豊かで、まだまだ可能性はつきない」とし、「今後は温度センサーと連携させ、リアルタイムに温度管理ができるシステムを開発したい」と意気込む。「『運ぶ』ことに付加価値を付け、運賃アップや業界の課題解決に貢献したい」。
◎関連リンク→ 株式会社スマートドライブ
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