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物流ニュース
川端運輸 高齢者に寄り添うサービス「住むーぶ」の理事務める
2019年9月25日
川端運輸(奈良県大和郡山市)の川端章代社長は、今年5月に設立された一般社団法人住むーぶ全国協議会(宮髙豪代表理事、セイコー運輸)の理事を務めている。
住むーぶ全国協議会は2011年、全国住むーぶ会として発足。これから迎える超高齢化社会において、志をもった全国の運送事業者を中心に、引っ越しサービスを起点として住環境に関わる社会問題の解決に取り組む組織で、現在、全国24都府県・26社の運送事業者で構成されている。
川端社長は約6年前から、この取り組みに賛同して参画。「当時はディーゼル車の流入規制や燃料価格の高騰なども重なり、仕事の確保が大変な時期だった。そんな中、宮髙代表理事の話を聞く機会があり、その取り組みに共感した」と振り返る。
同社はアンジュ引越センターという名称で、通常の引っ越し業務以外に、高齢者施設への入居に伴う引っ越しや、不要品の処分、家財整理、訪問美容など、高齢者に寄り添ったサービスを提供。ホームヘルパーや生前整理アドバイザーといった資格を持つスタッフが丁寧なサービスを心掛けている。
川端社長は同協議会について、「行政や地域に役立つ事業なので、一般社団法人としての位置づけが必要だった」と説明し、「超高齢化社会という、我が国が抱える問題の解決に、住むーぶビジネスを発展させていきたい」と意気込む。また、「空き家問題を含め、後世に迷惑をかけないライフスタイルをご提案できれば」と意欲を示す。
さらに、「この取り組みを、いかに会社の事業の柱として安定させられるか。いくら良いことをしているつもりでも、実績を重ねて行くことが大切」と協議会のさらなる発展をめざすとし、併せて「高齢になったドライバーや地域住民にも、まだまだ働ける人は多い。障害者雇用や女性の活躍なども視野に入れ、そういう雇用の面でも地域貢献につながれば」と力説する。
◎関連リンク→ 川端運輸株式会社
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