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物流ニュース
ローソン 配送戻り便で廃棄食品回収の実証実験
2019年9月10日
ローソンは8月1日から、三菱食品、日本農産工業、三菱商事と連携し、商品配送後の戻り便を活用した廃棄食品回収の実証実験を都内3店舗で開始した。結果をふまえて2020年度から関東400店舗で取り組みを開始するという。
同社は廃棄食品の収集運搬会社が店舗の廃棄食品を回収し、リサイクル工場に運搬していたが、今回の実験で、商品配送トラックの戻り便を活用して千葉県市川市の三菱食品の物流センターに一度集約し、その後収集運搬会社がリサイクル工場に運搬する。
この取り組みでは、既存の店舗物流網を用いて一度物流センターに集約することで、収集運搬会社が各店舗に回収しに行く工程がなくなることから、ドライバー不足の解消やトラック台数削減でCO2排出量削減にもつながることが期待されている。
社会問題の「食品ロス」は、世界で年間13億トン、日本でも643万トン発生しているとされ、ローソン店舗でも4.4万トンが発生している。同社は、2006年5月から廃棄食品を工場で飼料や肥料としてリサイクルする取り組みを2800店舗で開始しており、今回の実験でもリサイクルされた飼料が日本農業工業を通じて畜産農家に提供される。
◎関連リンク→ 株式会社ローソン
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