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物流ニュース
楽天 三木谷社長「巨大運送事業者へ」
2019年8月5日
楽天が巨大な運送事業者に変貌しようとしている。楽天が7月31日から8月3日まで開催した「Rakuten Optimism 2019」。1日に実施された「楽天市場戦略共有会」で三木谷浩史社長は楽天市場内でバラバラになっている送料の統一、送料無料ラインを3980円に統一させ、現在人口カバー率30%の自社配送(協力会社含む)を年末までに60%、将来的には80%以上にしたいとした。日本の物流のプラットフォームを変えるという三木谷社長の講演を振り返りたい。
「これからは物流というものにしっかりと取り組んでいく。ここで一大決心をした。超大型の投資をして、日本の物流のプラットフォームを変える。そうしなければ、これからの将来の成長はあり得ない。これから1300億円の物流関連の投資を行う。みなさん(楽天市場に出店している店舗)の物流を根底から支える」と説明。「物流を楽天が支えることで、より安く、より安心して、より現実的に、より便利な物流を提供できる。現在、人口カバー率は30%。これを楽天エキスプレスや提携している配送事業者と年末までに60%にしたい。将来的には80%以上」という。
また、「楽天市場はいずれ送料を統一する。送料無料ラインも統一する。お客様からの唯一のクレームは送料体系がバラバラだと言うこと。A店は500円で送料無料だが、B店は5000円でも送料がかかる。消費者のみなさんも送料無料と言ってもどこかでコストがかかることはわかっている」と説明。「送料無料の統一ラインはさまざまな検討をした結果、3980円を超えれば送料無料にしたい。もちろん、例外はある。クール便や大きな商品などは別。とにかく、わかりやすくやっていきたい。来年の2月か3月には導入したい」という。
◎関連リンク→ 楽天株式会社
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