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物流ニュース
バンテック トラックの空きスペースと荷物をマッチング「スペまち」
2019年10月1日
「スペまち」は、バンテック(児玉幸信社長)が今年からスタートした輸送サービス。同社の定期便の空きスペースを活用し、リーズナブルな価格で配送サービスを提供する。
申し込みは専用サイトから行う。支払いについては、クレジットカード決済やネットバンク支払いのほか、後払いシステムを導入するなど、「わかりやすさと手軽さを意識した」という。規定サイズ(縦横奥行が110cm×110cm×110cm以内、重量300kg以下)であれば、自動見積フォームにより、すぐに料金を確認することが可能。規定外サイズについては別途見積もりというかたちで同社のカスタマーサポートが対応する。
ユーザーの中には、大型車をチャーターしていた荷物が「スペまち」を利用することで、大幅に配送料を抑えることができた事例もあり、うまくマッチングできた際のコストメリットは非常に大きい。特に小ロットでチャーターを利用しているケースなどは相性が良さそうだ。
現在のサービスエリアは同社の拠点がある、神奈川県横浜・厚木・平塚エリア、埼玉県東松山エリア、栃木県上三川・宇都宮エリア、群馬県太田エリア、静岡県富士エリア、愛知県豊田エリア、京都府八幡エリア、福岡県北九州エリアが中心となる。
今後はパートナー企業とのネットワークを活用し、サービス提供エリアの拡充を図っていく予定だ。すでに東北地方の一部でもサービスを開始しており、同社の幹線輸送とパートナー企業のネットワークを結ぶことで利便性の拡大をはかる。
サービス誕生の背景について、同社執行役員輸送力強化推進本部長兼戦略イノベーション本部次世代ビジネス開発室長の小嶋雅之氏(写真中央)は「ドライバー不足による車両不足・物流リソースの低下があった」と説明する。一方で、「トラック業界全体の積載率は50%を切り、40%強ぐらい。積載率を10%でも上げることができれば、ドライバー不足の解消につながる」と続ける。
今後は専用サイトなどウェブの強化をはかり、ユーザーからの意見を取り入れながら、より使いやすいサービスを目指していくとしている。
◎関連リンク→ スペまち
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