-
物流ニュース
キュラーズ スペースをレンタル、屋内型トランクルーム
2019年10月28日
首都圏や関西などの大都市を中心に、様々な収納ビジネスが誕生している。不動産価格が高く、収納スペースが狭くなっていることが要因と考えられる。国内で260億円規模といわれる屋内型トランクルーム市場で、およそ25%のシェアを獲得しているキュラーズ(東京都品川区)のスティーブ・スポーン社長に、日本のセルフストレージ市場について話を聞いた。
同ビジネスにおける日本のマーケットの成長率について、同社長は「年間で、だいたい10%ほどの成長をしており、今後数十年にわたって、今より20倍くらいは成長する余地がある」という。日本のストレージ(保管)のユーザーの多くは、自宅の追加クローゼットとして利用している。そのため、トランクルーム先進国のアメリカと比べて、ユニットのスペースも非常に小さい。
「日本での屋内型トランクルームの普及率は0.5%。アメリカは10%で、この普及率になるまでに60年。長い期間をかけて成長してきた」とし、「日本は0.5%の普及率で、毎年10%の成長がみられており、あと40年は成長し続けるのではないか」と見込んでいる。
また、屋内型トランクルーム以外の収納ビジネスについて、同社長は「いろいろなサービスが受け入れられるようになってきた。利用者のニーズが多様化していることから、ホテルのようにいろいろな種類ができても不思議ではない」とし、「当社では引き続き、しっかりとリサーチを行って、利用者のニーズを私たちのビジネスモデルに組み込んでいきたい」としている。
このように、同社では、今あるビジネスモデルにニーズにあった新たなサービスを追加していく方針で、スペースのレンタルという形は今後も変えずに行っていく考えだ。追加サービスの一つであるムーブインサービス「無料シャトル(利用開始の初回のみ)」もシャトルの倍増や対象エリア拡大とアップデートするなど、多くの利用者からの要望に応えている。
◎関連リンク→ 株式会社キュラーズ
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ