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物流ニュース
免停中の事故や違反 会社の存続に大きな影響
2019年11月6日
点呼は厳しくなり、血圧検査など健康面はもちろん、アルコール検査や運転免許証の確認なども個々の運送会社では行われている。
しかし、人手不足や早朝勤務などで対面点呼が行えないケースもあるようで、大阪府内の運送会社では免許停止中のドライバーに追突されたという。
被害を受けた運送会社は、大阪府内の一般道路を走行中、信号待ちで停車していたところを追突された。追突してきたドライバーは、警察によると免停中とのことで、追突されたドライバーも驚いていた。衝突により首や腰に痛みがあり、保障などについて不安を訴えていたという。
同社担当者は「追突してきた側はすぐに連絡してきて、会社側で補償を行い、被害者にも補償すると言うものの、明確な示談金の提示はなかった」と説明する。
免停中に事故を起こせば、加害者の運送会社では大きな代償が科せられるのは避けられず、これが公になれば荷主からの信頼を失う恐れもあるとともに、行政からの処分も大きいはずだ。
過去に免停中のドライバーが交通違反を起こし、警察に摘発され、運輸局から行政処分を受けた経験のある運送A社は「点呼は行っているものの、免許の確認まで行き届いていなかった。ドライバーは免停であることを報告しない者もいるため、当社では点呼の際、必ず免許の確認をアルコールチェックとともに行う。会社側が免許証を確認することが重要」と話す。
免停中の重大事故となれば社会的にも大きな問題となるため、運送会社は徹底した管理が必要だ。
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