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物流ニュース
GROUND プラネット埼玉で「バトラー」を本格稼働
2019年10月28日
ロジテック(物流×テクノロジー)カンパニーのGROUND(宮田啓友社長、東京都江東区)は10月1日から、機械工具卸売商社のトラスコ中山(中山哲也社長、同港区)が運営する物流施設「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)で、最新鋭の物流ロボット「Butler(バトラー)」73台を本格稼働した。
これにより、GROUNDの「バトラー」導入実績は、国内4社の合計約220台となった。「バトラー」は、専用の可搬式棚(MSU)を作業者の元に届ける物流ロボットシステムで、ロボット本体のほか、専用の可搬式棚、ピッキングおよび棚入れを行うワークステーション(PPS)、ロボットが充電を行うオートチャージャー(ACDS)、システム全体を制御するソフトウェア(WCS)の5点で構成されている。
「プラネット埼玉」が導入した「バトラー」は、リアルタイムの意思決定とエンドツーエンドの最適化により、既存のWMS/WCS能力を補完する「Grey(グレイ)Matter(マター)」を実装。世界初となる専用ラック複数配列の採用で、保管効率の大幅な改善を可能にした。
GROUNDの宮田社長は「世界初となる『バトラー』の可搬式棚複数配列の運用を実現し、トラスコ中山社最大の物流センターで貢献できたことを大変嬉しく思う」とし、「当社は引き続き、コア・コンピタンスに基づき、国内のEC・物流改革を推進していきたい」としている。
また、トラスコ中山物流本部の直吉秀樹本部長は「当社最大の物流センターでは、高密度収納・高効率出荷を高いレベルで追求している」とし、「信頼できるパートナーであるGROUND社の『バトラー』導入により、商品の棚入れ・ピッキング作業工程における省人化と保管効率向上に期待している」という。
トラスコ中山は引き続き、GROUNDと良きパートナーシップを築いていく考えで、同社の他の物流施設でも「バトラー」の導入が検討されている。
◎関連リンク→ 株式会社GROUND
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