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物流ニュース
ニューレボとHameeが連携 通販物流を強化
2019年12月17日
EC市場の拡大に伴い、対応する物流の需要も伸び続けている。こうした物流需要に伴いEC物流への参入者が見られるようになる一方、業界の課題である人手不足・効率化に対応するための物流戦略が取られ、ソフトウェア企業も在庫管理・受発注管理などを代表に、多種多様な商品を提供してきた。今回はこうしたサービスを持つ企業同士が提携し、今後も多くの需要が見込まれる通販物流を強化したケースを取材した。
クラウド型在庫管理ソフトのロジクラを有するニューレボ(長浜佑樹社長、東京都港区)は今年から、クラウド型ECプラットフォームのネクストエンジンを持つHamee(樋口敦士社長、神奈川県小田原市)とシステム提携を実現させた。
ロジクラは個人・中小規模での小売り・卸しなどで活用されてきたシステムで、スマートフォンを使用したバーコード検品・ピッキングならびに、それを連動させた納品書などの書類の発行、さらに出荷指示など在庫管理に重点を置いたクラウドサービス。
一方、ネクストエンジンはネットショップ上にある複数のモールを一元管理し、受注に伴う書類・連絡ならびに在庫管理などを自動化できるサービスだ。
長浜社長は「今までのロジクラは小売りなどのお客様にご利用いただける部分が大きかった。しかし今回の連携で、マルチチャネルにも対応できるようになり、通販に関わるお客様にも貢献できる部分が大きくなった」としている。
また今回の連携により、ネットショップなどの通販におけるユーザーの物流は従来の環境であれば、受注・現場へデータを提出・現場で作業・データをショップ運営へ提出という工程を踏んでいた部分を大幅に短縮。ネクストエンジン上での受注から、そのまま物流現場へ自動送信され、ピッキングから梱包までをワンストップ化。併せて検品・発送など物流現場側の作業データもショップ側へ自動送信される形となっている。
長浜社長は「ロジクラとネクストエンジンとで、両サービスの強みが、かみ合う形となったのでは」としている。
◎関連リンク→ 株式会社ニューレボ
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