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物流ニュース
ZMP レーザーを複数搭載、無人フォーク「キャリロフォーク」
2019年12月5日
ZMP(東京都文京区)は11月6日、自動運転技術を活用した無人フォークリフト「CarriRo Fork(キャリロフォーク)」の記者発表会を開催した。壁や棚に反射ポールを設置するだけでフロア面の工事は不要。レーザーを複数搭載し、安全性にも配慮している。
谷口恒社長は、「数年前から『無人フォークがほしい』という声をいただいていた。5年という歳月をかけて、今回のお披露目に至った」と経緯を明かす。「HPでの発表から2日間で100社ほどの申し込みをいただいた。社会が必要としているということ」と述べた。
続いて登壇したキャリロ事業部長の笠置泰孝氏は、同製品を「フレキシブルさが魅力」と紹介。「走行ルートはソフトウェアで簡単に設定・変更可能で、導入のための現場作業も数日で完了できる」と胸を張る。
反射ポールは約30㍍間隔で設置。同製品は、上部のレーザーセンサーで検知し、位置を把握するという。同氏は、「当社スタッフが現地を確認し、適切な設置場所を提案する」と説明する。
また、最大600キロのパレット搬送が可能な「CarriRo AD+(キャリロエーディープラス)」との連携もできる。「AD+は、パレット台車の下に潜り込み、自動で荷物を運ぶもの。積みおろしなどの『上下移動』をフォークで、その後の『横移動』をAD+で、という運用がおすすめ」。
谷口社長は、「まずは小さめのフォークからスタート。実際の使い方などを確認してブラッシュアップを重ね、徐々に大きくしたり、機能を拡充したい」とコメント。「『3K』などと言われる物流の現場を最先端のロボットで、安全かつクリーンに働きやすくするお手伝いができれば」と締めくくった。
◎関連リンク→ 株式会社ZMP
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