安田倉庫は２７日、２００４年４月から２００７年３月までの３カ年にわたるグループ中期経営計画『ＣＳ・３キューブ』を策定した。「信頼・創造・挑戦」という企業理念と経営理念に基づいて施策を推進することで、真のＣＳ向上と規模拡大の実現を目指していく。また、２００７年３月期に「連結売上高３００億円・連結経常利益３０億円」とする目標も掲げている。
　計画では、今後３年間で中核事業である物流事業部門の規模拡大を目指し、アウトソーシングニーズを積極的に取り込むことで、大規模な物流一括受託に繋げていくとしている。また、首都圏自社小口配送体制を強化・充実させると同時に、全国配送ではアライアンス・ネットワークの確立に取り組んでいく。さらに、国際一貫物流へも挑戦する。
　不動産事業部門では、保有不動産の有効活用を中心とした開発準備期間と位置付け、将来の発展に備えるとしている。
　『３キューブ』とは、３の三乗を意味する。