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物流ニュース
アサヒ飲料 柏工場〜明石工場間の拠点間輸送 モーダルシフトの実証実験
2004年3月28日
アサヒ飲料は、日本通運・日本貨物鉄道の協力のもと、国土交通省の「環境負荷の小さい物流体系の構築を目指す実証実験」に参加する。6月1日から9月30日までの4カ月間、柏工場(千葉県柏市)〜明石工場(兵庫県明石市)間の拠点間輸送でモーダルシフトの実証実験を行う。
同社は、2002年秋より環境負荷の小さい物流体系の構築をめざし、製造工場と配送センター間の長距離輸送でモーダルシフトを推進。長距離トラックの代わりに、海上・鉄道貨物輸送への取り組みを積極的に進めている。しかし、夏季の輸送は、コンテナ内の温度上昇による品質への影響などを考慮し、長距離トラックを用いた輸送に頼っている。
同社は昨夏より、日通の協力を得て、コンテナ内温度のデータ収集を開始。従来のコンテナを改良し、天井・側壁部分に吸熱材を入れることで温度上昇防止機能を持つコンテナを開発した。同コンテナを活用し、品質が最重要視される清涼飲料の夏季のコンテナ輸送の実証実験に着手する。
夏季の柏ム明石工場間のコンテナ輸送を可能とすることで、1年を通してのモーダルシフ推進が可能となり、同区間の商品輸送での年間CO2排出量は、現行の約379トンから約105トンとなり、7割もの削減が可能となる見込み。 -
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