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物流ニュース
沖電気物流センター ISO14001の認証を取得
2004年4月28日
沖電気グループの物流関連業務を担当する株式会社沖電気物流センター(東京都港区)はこのほど、ISO14001の認証を取得した。同社はグループの輸配送業務や包装設計をはじめ、産業廃棄物代行業務、保管業務など幅広い物流サービスを担当している。
沖電気グループでは、環境への取り組みを企業経営の重要テーマと位置付け、1993年より環境保護活動計画を策定。グループ全体での環境マネジメントを強化しており、2001年度までに国内生産拠点の全てでISO14001の認証取得を完了している。
さらに、2003年度策定の環境計画「OKIエコ・プラン21」では生産拠点以外への取得拡大を目標設定している。
沖電気工業では、早くからトラック輸送を環境負荷の少ない鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを推進。生産拠点の関東地区から遠距離にある北海道・東北・中国・四国・九州の各地区へは、既にモーダルシフト化を完了。引き続き中部、関西地区で取り組んでいる。
これまでにモーダルシフトを実施した総輸送距離は年間70万5000Kmにものぼる。これによるCO2排出量削減効果は、一般的な家庭90世帯の1年分の排出量に相当する550トン(2003年度)となっている。
また、生産と販売のグローバル化に伴い、海外生産比率の高い半導体部門でサプライチェーンマネジメント改革を実施し、2003年度で500トンのCO2排出量削減に成功。物流費用の圧縮と納期の大幅な短縮も実現している。
昨年、同社は「広域再生利用指定産業廃棄物処理者に係る指定」を取得し、今年度からATM(現金自動預払機)をはじめとした使用済み自社製品の回収・リサイクルを本格化。実施にあたっては、効率的な物流を実現するため、物流ネットワークの再設計を行い、物流拠点を再編。輸送距離の短縮とCO2削減に取り組んでいる。 -
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