オリックスは１２日、２００５年１月１日付けで自動車リースやレンタカーなどの自動車関連ビジネスを展開するグループ会社７社を統合すると発表。
　統合するのは、オリックス・オート・リース、センコーリース、イフコ、日鐵リースオートの自動車リース会社４社と、オリックス・レンタカー、オリックス・レンタカー北海道、ジャパレンのレンタカー会社３社の計七社。新会社名は「オリックス自動車株式会社」となる。
　オリックスでは現在、自動車リース、レンタカーを中心とした自動車関連ビジネスをグループの戦略的事業部門として位置付けており、さらに発展させていくため、グループ７社の統合を決定した。これまでも七社は個別の事業部門で協働してきたが、今回の統合により、シナジーをこれまで以上に発揮していく。
　オリックスグループは、乗用車リースだけでなく、トラックリースにも対応できる数少ない企業グループ。保有リース車両は約４６万台。全国約一万の整備工場ネットワークをはじめ、車両管理システムや給油管理システム、運転診断システムなど車両の維持・管理に関する高度なインフラを整え、付加価値の高いサービスを展開している。
　また、レンタカーにおいても、全国に約６４０店舗の拠点網を有し、乗用車からトラック、特殊車両までをフルラインで揃えており、保有台数は約四万台と業界第二位の規模となっている。