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物流ニュース
日本郵船 発煙防止型燃料油添加剤の導入を開始
2004年10月8日
日本郵船では環境保全の一環として、排ガス中のばい煙を削減する発煙防止型燃料油添加剤(エコノフリーA、日本油化工業製)の導入を開始した。同社東京コンテナターミナルの荷役機器(ディーゼルエンジン)用として使用する。
同ターミナルは、東京都環境確保条例でのディーゼル車排ガス規制の対象外だが、今回採用した添加剤の使用によって、来年四月以降に一段と強化されるPMの排出規制値0.18g/kWh(総重量2・5トン超のディーゼル車の場合)を下回る見込み。同添加剤を用いる方法は、燃料油そのものに添加剤を注入する独自の方法で、東京都がディーゼル車に指定した粒子状物質減少装置とは全く異なるもの。
テストでは、荷役機器用ディーゼルエンジンに同添加剤を加えた場合、無添加と比べて、排ガス中の粒子状物質量は単位排ガス当たりで25・0%、単位出力当たりで40・0%削減されるとの結果が出ている。また、同添加剤の使用により、燃料消費量も減り、地球温暖化の原因とされているCO2排出量も2%程度の削減となる。
同社では、「特別な工事や調整も不要で、掛かるコストは燃料油コストの削減で十分まかなえるものになっている」とし、「同添加剤の使用が大気汚染物質の削減に有効であると判断し、従来から使用している船舶のみならず、荷役機器のディーゼルエンジンにも採用することにした」としている。この記事へのコメント
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