ワコールは１１日、物流サービス体制の強化として、ワコール西日本流通センター（仮称、滋賀県守山市）を０６年１月に設立すると発表。
　土地面積は１万１７７６坪、鉄骨造で建物面積２６３１坪、建物延床面積は１万２０００坪（地上５階建て）となる。投資額は約５７億円。
　同社では流通サービスの向上や物流コスト削減を目的に、９８年に１８か所あった物流拠点を、０３年までに１０か所に集約。しかし、現有のスペースが将来の事業拡大を想定すると限界にきており、中核拠点である京都流通センターの一部老朽化や多層階による非効率の課題も残っていた。
　今回、全社多様なビジネス変化、接点開発に対し十分対応できる物流サービス体制を早急に構築するため、西日本に分散している５か所の物流拠点を新センターに集約。９７年から稼働している東京流通センターとともに、東西２拠点集約での高効率な物流体制をつくるとしている。