ハマキョウレックスは２日、子会社の近鉄物流株式会社を商号変更すると発表した。新商号は「近物レックス株式会社」で、変更日は４月１日。
　近鉄物流は昨年１０月にハマキョウレックスの連結子会社となったが、ハマキョウレックスでは「名称を変更し、グループ内の緊密な連携と相互の経営資源の有効活用を図り、顧客に対し一層合理的、効率的な物流システムの提供をめざす」と話している。
　同社は同日、平成１７年３月期第３四半期（１６年４月１日─同１２月３１日）の連結業績を発表。営業収益は３３３億１４００万円（前年同期比８６．２％増）、営業利益１９億９２００万円（同３２．４％増）、経常利益１９億４００万円（同３０．８％増）、純利益８億２６００万円（同２７．７％増）で、大幅な増収増益となった。
　同社では、「暖冬による物量の停滞感があったものの、連結対象が増加したため」と説明している。同社グループは従来、３ＰＬ物流を中心とする物流センター事業が９０％以上を占めていたが、今期から子会社化した３社（近鉄物流、高塚運送、さくら物流）を連結対象に加えたことにより５８％まで低下し、貨物自動車運送事業のウエイトが４２％へと高まっている。