センコーは１５日、中国華南地域における事業活動拠点として香港に現地法人を設立、営業を開始したと発表。
　会社名は「Ｓｅｎｋｏ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ（ＨｏｎｇＫｏｎｇ）Ｌｉｍｉｔｅｄ」。センコーでは、成長拡大を続ける華南地域へ進出する日系企業などの輸出入貨物の取扱いに対応するため、０４年３月、香港に駐在員事務所を設置し、現地物流体制の構築に向けた諸調整を進めてきたが、現地法人を設立することで、一層の活動強化をめざす。
　華南地域の自動車・家電・ＯＡ機器メーカー向けの樹脂製品の輸入業務の取扱いが中心となるが、今後は中国現地に在庫を持ち販売を行うといった顧客ニーズへの対応に向け、海外倉庫機能を強化。日本をはじめとする中国内外の生産工場から、華南地域のエンドユーザーまでの一貫した物流引き受けを行い、順次、事業範囲の拡大と華南地域戦略拠点としての機能充実を図っていく。
　今回の現地法人設立で、同社の中国における事業展開は３法人７拠点となる。