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物流ニュース
商船三井ロジスティクス(中国) マンハッタン・アソシエイツのWMSを中国で採用
2005年7月15日
SCM実行系ソリューションのプロバイダーであるマンハッタン・アソシエイツはこのほど、商船三井ロジスティクス中国現地法人が同社の倉庫・物流センター管理システムを採用し、江蘇省張家港の物流センターで稼動したと発表。
同システムは、Microsoft.Netベースのソリューションにより入出庫、棚入先自動計算、在庫、ウェーブ管理機能を提供し、保管スペース最適化、ロット番号、製造年月日、袋・コンテナ番号による在庫管理、保管商品の状況と特定のオーダー要件に基づく在庫の自動引当が可能となるもの。
商船三井ロジスティクス(中国) CEO のプレストン・ルイ氏は、「当社は1999年の設立以来、中国での存在感を増しており、世界の主要な通商路である中国の海外貿易で占めるシェアを着実に増している」とし、「基本的なコンテナ輸送および非コンテナ輸送サービスだけではなく、中国でのロジスティクスおよびサプライチェーン・マネジメントを求める顧客ニーズに対応すべく、原材料および完成品を保管する倉庫を張家港に建設した。高いレベルのサービスを提供し、顧客満足度を向上する際に保管量の多い期間のスペース利用率が常に問題となるため、保管効率を最適化するソリューションを探していた」と語る。
さらに、「品質管理の目的で情報を正確に追跡管理し、出荷準備ができていない商品を誤って倉庫から発送してしまうことを防ぐソリューションが必要だった」とし、「必要に応じて袋またはコンテナの正確なロケーションをすばやく照会する機能も求められていた」と付け加える。
同社がマンハッタン・アソシエイツを採用した理由について、「有名で実績のあるサプライチェーン・ソリューションを提供しているというだけでなく、当社の業務と世界への事業展開をサポートできる強力なグローバル展開と業界経験が豊富というのがその理由」と語る。
また、マンハッタン・アソシエイツ、アジアパシフィック担当副社長のマーク・ウィーザー氏は、「商船三井ロジスティクス(中国)の江蘇省張家港倉庫と上海物流センターにおける倉庫管理ソリューションの採用は当社にとって大変大きな一歩となった」とし、「当社のソリューションの設定は柔軟性が高く、導入が容易なため、プロジェクト開始から本番稼動まで3カ月以内ですばやく完了する」
「さらに、ソフトウェア ソリューションに加えて、弊社の顧客には24時間年中無休の顧客サポート ホットラインをリアルタイムに提供するサービスを含む、包括的なアフターセールスサービスが提供される。さらに、マンハッタン・アソシエイツのエクストラネットを通して弊社ソリューションと重要な情報に関して最新情報も入手できる」と語る。
2004年の中国事業への進出以来、マンハッタン・アソシエイツは医薬品および3PL企業にサプライチェーン・ソリューションを提供。
マーク・ウィーザー氏は、「中国が世界の工場になり、競争が激化する中で国内外の製造業者がサプライチェーンを最適化してコストを削減し、顧客サービスを改善する方法を探している。当社は世界的にサプライチェーン・ソリューションを提供するリーディング・カンパニーとして、ロジスティクス業界の深い経験と専門技術を兼ね備えており、増大する中国市場の要求に応えるのに良いポジションを占めている」と自信を見せる。 -
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