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    キユーソー流通システム 06年11月期決算説明会を開催

    2007年1月19日

     
     
     

     キユーソー流通システム(平田章社長、東京都調布市)は18日、06年11月期決算説明会を開催した。
      06年11月期の売上高(連結)は1355億円(対前年比4.1%増)。原油価格の高騰や、食品メーカーの物流コスト削減などに影響を受けたものの、新規顧客の獲得やスルー便の売上増加で計画値を1.0%上回った。


      営業利益は25億9400万円(同16.3%減)。減価償却費の増加や燃料単価の上昇、新規案件の立ち上げ経費などの要因が利益を圧迫し、計画からマイナス25.9%の未達となった。経常利益もそれに連動する形で、26億4300万円(同16.3%減)、計画比はマイナス22.3%。
     セグメント別では、倉庫事業の売上高が225億1800万円(同2.3%)。堅調な物流アウトソーシングニーズを受け、既存顧客の取引領域拡大や新規取引開始で保管貨物量が増加。計画は未達だったものの、前年を上回った。
      運輸事業の売上高は999億9500万円(同3.4%増)。コンビニチェーンとの新規取引開始・取引領域拡大、保管型貨物の増大で運送収入が増加し、計画比でもプラス1.2%となった。
     
      07年度は「お客様に満足いただける物流品質の実現」と「筋肉質な収益体質の実現」を目標に掲げ、営業拡大策として、「スルー便を含む共同物流での顧客獲得」、「求貨求車サービス・QTIS参加運送会社の拡大」を行う。倉庫事業収支の改善策としては、作業フローを見直し、空いたスペースを販売することで保管料収入の増加を目指す。
     同年度の投資予算額は約46億円。主な内訳は、東京湾岸低温物流センターをはじめとする営業所(倉庫・冷蔵庫含む)の新設などに同18億円、倉庫作業支援システムの導入など倉庫・冷蔵庫の機能拡充に同8億円、上海新会社の立ち上げ費用として同1億円など。ほかに、システム開発に同3億円を投入する。同年11月期年度の売上高計画には、1420億円(06年同期比4.8%増)を掲げる。  また、07〜09年の中期経営計画もスタート。全国に物流ネットワークを持つ「総合力」を強みに事業を展開し、09年11月期には売上高1550億円を目指す構え。具体的な策として、キユーソー会の拡充で自社便を増やし、物流品質を高める。
      平田社長は「『食品物流最大手』としてお客様と中長期的な信頼関係を築き、営業拡大を図る」とし、「非常に高い目標数値だが、全社を挙げ達成に向けて取り組みたい」と述べた。
                               (07/1/19)

     
     
     
     

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