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物流ニュース
プロロジス 「免震建物」が特許登録
2007年5月28日
プロロジスは24日、同社の提供する「免震建物」が特許庁に特許登録(特許第3899354号)されたことを発表。この「免震建物」は、新技術「杭頭免震工法」を用いて鋼管杭、免震装置、プレキャスト・プレストレスト・コンクリートの柱梁を圧縮接合した架構による先進的工法を採用した同社の免震物流施設を指す。
「杭頭免震工法」とは、鋼管杭の上に直接免震装置を設置し、複数の杭が一体で連動するよう厚さ30cm、幅2m程度の扁平な鉄筋コンクリートの梁を設けることでそれぞれの杭を繋げ、その免震装置の上にプレキャスト・プレストレスト・コンクリートの建造物を載せる構成。免震装置が地震エネルギーのほとんどを吸収するため、地震入力が四分の一から五分の一に軽減され、通常の構造に比べて柱や梁の断面を20%程度小さくすることができ、建設コストを抑えることが可能。
また、阪神大震災級の地震でも建物がほとんどダメージを受けないため、施設内で作業する従業員も、荷崩れの心配なく安心して作業を行うことができる。
同工法を用いた施設として「プロロジスパーク大阪」、「同横浜」がすでに顧客に提供されており、五月末竣工の「同大阪Ⅱ」も加わる予定。
◎関連リンク→プロロジス -
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