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    三菱ふそう 新長期排出ガス規制適合車

    2007年7月31日

     
     
     

    今年9月から施行される新長期排出ガス規制(平成17年規制)を前に、各トラックメーカーの発表ラッシュが続いている。環境・安全規制強化への対応はもちろん、燃費向上、輸送効率・品質の向上を謳うトラックが目白押し。
    三菱ふそうトラック・バスでも、今春、大型トラック『スーパーグレート』を新長期排出ガス規制適合車として、11年振りに大幅リニューアルしたのを皮切りに、中型トラック『ファイター』、小型ハイブリッドトラック『キャンター エコ ハイブリッド』を続々モデルチェンジし、市場に投入。
    一時期の低迷から、ここに来て元気を取り戻している。


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    7月22・23の両日、同社は栃木県の『喜連川研究所』で、報道関係者らを集めた試乗会と車両の点検・整備実演会を開催。
    今回の試乗ラインナップは、『スーパーグレート』を目玉に、『ファイター』、『キャンター エコ ハイブリッド』のトラックのほか、同社のフラッグシップであるバスの『エアロ』シリーズなども。運転する機会に恵まれない記者陣にとって、貴重な体験試乗会となった。
    『イノマットII』を搭載し、快適イージードライブ
    (1)大型トラック『スーパーグレート』試乗
    新型『スーパーグレート』では、「デザイン、経済性、環境性、運転の快適性、安全性をコンセプトに開発した」と話すのは、高畑悠二プロジェクトリーダー。
    同車で尿素SCRシステムを採用したのは、NOx低減と燃費性の向上が狙い。「軽油だけで実用燃費(同社調べ)を3%向上。尿素水の購入費用を含めても従来車並み」のランニングコストで、環境性を向上させているという。
    今回の試乗ルポでは、「運転の快適性、安全性」に注目したい。
    電子制御機械式トランスミッション『INOMAT(イノマット)をさらに進化させ、従来車が3ペダル式だったのに対し、新型『グレート―』では、発進・走行・停止時もクラッチ操作不要の2ペダル式の『イノマットII』を採用。変速ギヤが7段あるが、その中から積荷や勾配に応じて、最適なギヤを自動で選択し、オートマチック車同様の簡単操作を実現している。
    加速・減速の際は、「ベタ踏みでも、途切れなくスムースに切り替わる」。ムダなクラッチ操作が省ける分、「運転操作がラク」「ドライバーの運転技術を問わず、低燃費運転が実現」しそうだ。
    エアサスを標準装備させており、うねり道でもショックが少なく、安定感ある乗り心地。エンジン音も静かで、振動もほとんど感じられない。「長時間の運転でも疲労感が少ない」との声も聞かれた。
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    試乗コースで約20%の省燃費効果
    (2)小型トラック『キャンター』・小型ハイブリッド(HEV)トラック『キャンター エコ ハイブリッド』試乗
    今回の試乗のために車庫入れと登坂路などを織り交ぜた特設コースで2台を乗り比べ。 車両に搭載した『エコフリート』で、運転操作性と燃料消費量を診断する。
    同じ小型車でも、HEV型キャンターは、環境性を追求したのはもちろん、省燃費性とイージードライブにも尽力しており、『スーパーグレート』で搭載した『イノマットII』を採用している。
    車庫入れでバックすると、「半クラッチ操作もいらず、アクセルとステアリング操作だけ。微妙な動きもスムーズに行なえる」。
    『スーパーグレート』に比べると、どうしても走行中のノイズと振動が気になるものの、小型トラックとは思えぬ、心地よい乗り心地だ。
    『エコフリート』による燃費消費量は、特設コースではあったものの、『キャンター エコ ハイブリッド』は、『キャンター』に対し、平均で20%以上良かったという結果が得られた。
    試乗コースが変化に富んでいたため、記者の運転診断結果は、『ハンドル操作』と『運転のスムーズさ』が赤点評価だったが、総合評価はまずまずのもの。「どうしたら安全で燃費の良い運転ができるか」考えさせられる機会にもなったようだ。
    (松宮志のぶ記者)
    プロによる車両点検・整備を実演
    今回の試乗会で特筆すべきは、車両の点検・整備に焦点を当て、実演コーナーを設けたこと。運行前点検とホイールナット締付けの2つについて、東京ふそうのサービスマン二人が連携を取りながら、手際よく実演した。
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    特に、「規定トルクでホイールナットを締付ける」ことの重要性を強調する。「規定値以下でも以上でも不適切」で、その状態で運行を続けると、「ボルトの破損、折損、最悪の場合、車輪脱落などの不具合が発生する」と警告。
    大型トラックの規定締付けトルクは、540Nm―590Nm。最悪の事態を防ぐためにも、ナットの点検は不可欠。
    規定トルクの締め付けで安全を訴える
    ナットをトルクハンマーで叩いた時の音で、締まり具合を判断するのがプロの技という。実際、締付けトルクが緩いナットを叩いてみたが、微妙な音の違いでわかりづらい。その場合は、ナットに手を当てて、指に伝わる振動で確認する。確かに、締付けが緩いものは、振動を感じる。
    過剰締付けは、感覚での判断がつけづらいため、「最後にトルクレンチなどを使用して、規定トルクで締付ける」ように促す。
    「基本的な点検・整備を確実に行うことが、安全につながる」と目的を説明。正しい点検・整備の重要性を呼びかけた。

     
     
     
     
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