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物流ニュース
ソフトバンク 物流業界でも「ホワイトプラン」好調
2008年4月22日
ソフトバンクモバイルの携帯電話が好調だ。
昨年1月に導入した定額サービス「ホワイトプラン」が好評で、07年度の携帯電話契約数の純増数が267万6500件と首位にたった。単月ベースでも11か月連続で純増数がトップ。「ホワイトプラン」の契約数は1200万件を超えており、物流業界でも導入が進んでいる。
同社は3月から、社員間の音声通話を最大10回線まで24時間無料とする法人向け割引サービス「ホワイト法人24」の受付を開始。また、6月からは1回線あたり月額880円(税込み924円)を追加することで回線数の上限がなくなる新メニュー「ホワイト法人24+」の受付を開始予定。物流業界を含め、法人市場への進出を加速させる構えだ。
営業第一統括部サービス営業部エキスパートの原口覚史氏は、「通信費の削減は痛みのないコスト改善策なので、物流・流通業界から多くの引き合いがある」とし、「ドライバーに支給し、企業内の通話コストを定額化させる運送会社のほかにも、業務請負業者などは倉庫内での連絡ツールとして活用していただいている」と説明。
物流業界では通話以外にも、「ハンディターミナル機能」や「GPS機能」などに用途が広がっている。通信費削減だけではなく、在庫管理や位置情報管理、運行管理のツールとしての活用が目立ってきているという。
大手物流企業では、トレーサビリティやコンテナの温度管理、車両の速度感知などのニーズがあり、「携帯を使った全体的なシステム提案を求めている」が、「当社は要望に対して素早く対応できるサポート体制を整えている」と胸を張る。導入コストが抑えられるASPサービスも提供している。
このほか、ウインドウズを搭載したスマートフォンによる業務管理やスケジュール管理のほか、通信モジュールを投入したM2M(マシン間通信分野)による決済や動態監視機能など幅広い活用方法が見込まれている。
原口氏は「当社は単なる通信キャリアではなく、インターネット企業でありIT企業。通信だけではなく、サービスに拡張性がある。多様なニーズに応えて提案していくことで、ソフトバンクのお客様の事業発展に役立ちたい」と話している。
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