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物流ニュース
資生堂 新工場竣工、サプライチェーン戦略の構築を進める
2019年12月15日
資生堂は11月27日、需要が拡大している中高価格帯スキンケア製品の製造工場として、栃木県大田原市に那須工場を竣工し、12月24日から本稼働を開始すると発表。同工場が稼働することで最大約1億2000万個の生産能力が加わる。
国内36年ぶりとなる新工場は約350億円を投じ、高い品質を実現し、将来の技術革新にも対応できる設計。また、生産に必要な原料・容器の安定確保のためにサプライヤーとの協働をさらに推進し、これらの取り組みにより、中長期的に安定した生産体制の確立を目指す。
同社は、中長期戦略「VISION2020」で掲げる「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、全社一丸でさらなる成長の実現に取り組んでいる。生産拠点戦略では現在、全社的なマーケティング戦略と連動しながら、グローバルな視点でサプライチェーン戦略の構築を進めており、原価だけでなくリードタイムや在庫、原材料調達など様々な要素を加味し、グローバルで展開している各工場にて柔軟に対応できる体制づくりを目指している。
なお、現在の国内外の化粧品需要拡大に対応し、今後の更なる成長性を確保するため、中長期的に安定的な生産体制の確立が不可欠と判断し、国内外向けのスキンケア製品の製造工場として、今回竣工の那須工場に続き、大阪茨木工場(大阪府茨木市)、福岡久留米工場(福岡県久留米市)がそれぞれ2020年度下期、2022年度上期に稼働予定。
◎関連リンク→ 株式会社資生堂
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