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物流ニュース
「使用すれば大きな代償」燃料販売業者が警鐘
2008年5月27日
軽油価格がリッター120円を超える状況で、運送事業者は必死の経営に努めているが、現状の軽油価格では適正な事業運営はむずかしく、不正軽油を求める事業者も存在するようだ。
大手石油メーカーなどの燃料をカード販売するとともに、ローリーによるメーカー燃料の販売を行う大阪市の軽油販売業者は、灯油でも重油でも何でもいいので、低価格な燃料を要求する運送会社に頭を抱えている。
「現在の軽油価格より安い燃料が用意できなければ、ほかの事業者に変更する」と言われているが、同社は用意できないため、取引の存続に戸惑いを隠せない。
同社によれば、「正規の軽油より不正軽油は4円程度しか差はない。車両が故障する原因となる不正軽油の使用は価格よりも大きなリスクがあるため、安い買い物にはならない」と話す。
さらに、「不正軽油の使用が発覚すれば、様々な罰金により数年間で数億円が徴収される恐れもある。不正軽油の使用は避けるべき」と指摘している。
これまでも不正軽油を使用した事業者が摘発されて大きな代償を支払っているケースも多いため、正規の燃料を使用して事業の適正化を進めるべきといえよう。 -
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