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    「空調服」で夏対策、労災防止と省エネに貢献

    2008年6月3日

     
     
     

     年々上昇する夏の気温。この地球温暖化に対処するための画期的な製品が登場、その名も「空調服」だ。
     服に扇風機を付けるという斬新かつシンプルなアイデアによる製品だが、トヨタ自動車やデンソーなど大手企業から高い評価を獲得。工場や工事現場などでの活用が進んでいる。倉庫・物流現場への普及も期待される同製品について、空調服(埼玉県戸田市)の市ヶ谷透業務部長に話を聞いた。


     「空調服」は、左右の腰付近に取り付けられた2つの小型ファンによって、服の中に風を送り込む。風そのものの涼しさに加え、汗を蒸発させることで生じる気化熱が体を冷やし、体感温度を大幅に下げることができるという仕組み。単三の充電式電池4本で、連続して約5時間使用できる。風量の調節も可能。ファンは取り外し可能で、服は簡単に洗濯できる。
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    小型ファンで服の中に風を送り込む
     「大きなエネルギーを使って広い空間を冷やすのではなく、少ないエネルギーで『個人を冷やす』のがコンセプト」。同部長は、「体感温度を下げることで、暑さによる労災が防げるうえ、作業効率も向上する」とメリットを説明。また、「エアコンに使う電気を節約することができる」というコスト面でのメリットも。さらに、「電力消費量を抑えることで、省エネにも貢献できる」と付け加える。
     スタンダードタイプの素材にはポリエステルを使用。「目が詰まっているので、空気漏れが起こらない」のが理由。「火を使う現場向け」など、作業環境ごとに素材を変え、ラインナップを充実させている。シートに座って運転する際、ファンが腰に当たらないように設計された「自動車用」「フォークリフト用」も。オフィス向けのYシャツやブラウスも好評だという。
     工場や倉庫のほか、屋外での作業や溶接現場で着用されている。05年から本格的に販売を開始し、タイアップ製品なども含め、6万〜7万着程度を出荷。ユーザーからは「作業効率が上がった」「熱中症による事故がゼロになった」との報告がある。試しに数着導入し、年々買い増していくユーザーも多いという。
     夏の間、同社の従業員は同製品を着用し、「クーラーをつけるのは、年に2、3日程度」。クーラーをつけずに涼しい顔で仕事に励む従業員を見て、驚く訪問客も多いという。
     価格はスタンダードタイプが1万1550円から。
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    空調服の市ヶ谷部長
    ■「空調ざぶとん 涼風」も発売、長時間の運転時に
     同社はこのほど、新たに「空調ざぶとん涼風」を発売。長距離運転向けの「カーシート専用」も用意した。
     市ヶ谷部長は、「シートに触れている部分には熱気がこもってしまう。これを解決するために開発した」と経緯を説明する。
     同製品は空調服と同じく、ざぶとんに小型ファンが取り付けられており、シガレットアダプターからの電源で作動させる。ざぶとん内部は、独自開発した「スーパースペーサー」というポリエチレン製の立体構造になっており、その間をファンからの空気が通ることで、涼しさが確保される。なお、「スーパースペーサー」の構造上の工夫により、ごわつき感はなく、なおかつつぶれることもない。
     同部長は、「ムレを防ぎ、涼しさも得られるため、真夏でも快適に運転できる」とし、「空調服とセットで利用いただければ、さらに快適になるはず」と話す。「空調ざぶとん涼風・カーシート専用」の価格は6900円。
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    「空調ざぶとん 涼風」カーシート専用タイプ
     問い合わせは、電話0570(00)9229番、同社サービスセンターまで。
     詳細は同社HP、http://www.9229.co.jp/

     
     
     
     
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