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    物流の迅速化に貢献「ガートナー・イチコー・ホイール・システム」

    2008年6月25日

     
     
     

     イチコー(浅野恭行社長、大阪府東大阪市)は搬送システムの製作を行っているが、中でもアパレルの搬送システムは同社の売り上げの3割を占めており、最も得意とする分野だ。
     同社はこのほど、商品識別用のICタグを搭載したホイールにより、ハンガー品の単品管理を可能にしたシステムを開発。浅野社長は、「リードタイムが格段に短くなるシステム。物流の迅速化に貢献していきたい」と意欲を見せている。


     アパレル倉庫における既存のハンガー品の搬送システムでは、ロットによる搬送で、また搬送用、保管用、仕分け用と工程ごとに人手による移し替え作業が必要だった。
     開発した「ガートナー・イチコー・ホイール・システム」は、倉庫内に入庫する商品をICタグを組み込んだホイール(移動用車輪)にハンガーをかけ、ICタグと商品情報を結びつけて倉庫内の情報管理を自動的に行うというもの。
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    アパレル業界で注目を集める新システム
     同システムにより、これまで実現不可能だった単品搬送が可能となり、入出荷作業、仕分け、各階搬送作業、保管作業はすべて自動化される。
     オーダーから出荷するまで数日かかっていた作業時間が数時間に短縮され、作業員も十数人から数人に抑えることが可能になる。リードタイム短縮とともに大幅な物流コスト削減も見込まれ、アパレル業界で注目を集めている。
     ホイール1個で3kgまで搬送が可能で、今後はホイールにかけるハンガー形状を改良し、自動車部品や機械部品など軽量物の入出庫にも応用していく考えだ。
     イチコーは昭和38年に創業。自動化、省力化した無人搬送システムの研究開発に力を入れている。アパレル物流においては、ハンガーレールシステムによる垂直搬送装置の開発に国内で初めて成功するなど、国内トップの実績を誇る。搬送システム導入では設計段階から加わり、製作、据え付けまで一貫したトータルシステムの提供を行っている。
     現在は、アパレル搬送システムで培ったノウハウを応用し、衣食住すべてに関する搬送システムの開発を行い、事業を拡大させている。
     浅野社長は、「生産ライン、物流システムは企業の生命線。必要なときに必要な商品をリアルタイムで取り出せるシステムの開発に、これからもまい進していきたい」と話している。
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    浅野恭行社長
    【会社概要】
     イチコー=経営革新計画承認企業(大阪府指令経支第1059―103号)。大阪工場(営業部=072(965)5131番)のほか、西宮工場、大東工場。資本金4億6275万円。従業員50人。物流機器装置では、ホイールシステム、アパレルハンガー搬送システム、物流倉庫自動化システム、仕分けシステム、バーコード自動化読み取り装置、メザニン構造設備、ハンガーストッカ、各種台車及び棚設備を扱う。
    ◎関連リンク→イチコー

     
     
     
     
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